土地取引の基準となる地価(1平方メートル当たり)が18日公示された。世界的な景気減速の影響を引きずり、全用途の県平均は前年比マイナス3?8%の7万8300円で、15年連続の下落となった。昨年同様、前年より上昇した地点(一昨年は17カ所)はゼロだった。横ばいは1地点(前年6地点)のみとなった。【和田大典】
◇商業地
昨年か
ら全体的に下落が続き、平均でマイナス4?8%。下落幅は前年より0?3ポイント拡大した。17年連続で最高価格となった「熊本市下通1の3の7(158万円)」もマイナス12?2%の下落となった。
評価を担当した伊牟田徹不動産鑑定士は「リーマンショック(08年)以来の景気後退の影響が残っているのではないか」と話し、熊本市下通の最高地点を
例に「09年はマイナス5?3%で、08年の金融危機以後の半年分が反映された。今年は1年分の下落が反映されており、象徴的だ」と話した。今後は「急速によくなるとは考えにくい。雇用情勢が改善され消費が活発にならなければ、下落幅は縮小しないだろう」と分析する。
桜の馬場の観光交流施設建設など、再開発が進む熊本市中心市街地について「熊本 arad rmt
城は日本一の入場者数を記録しているが、それらの人の流れが中心部の商店街に向けば、よい影響が出る可能性はある」と話した。
◇住宅地
県内唯一、価格が横ばいとなったのは熊本駅西側の熊本市春日4丁目の1地点のみだった。伊牟田鑑定士は「県全体的に下落する中で、来春の九州新幹線全線開通や熊本市の政令市移行などプラスの要因が駅西側の
地点で特に強く影響している」とした。最高価格は熊本市新屋敷1丁目で16万円(前年比マイナス1?2%)だった。
また、天草市牛深町大池田の調査地点はマイナス16?1%と県内最高の下落率で、全国でも東京、大阪、名古屋を除く「地方圏」でワースト1位となった。同町宮崎(マイナス15?8%)も2位に続いた。西川毅彦鑑定士は変動率だけですべ
てを判断できないとした上で「漁業などの産業停滞、人口の減少で毎年十数%下落している。合併(06年、2市8町)の影響もあるだろう」と要因を述べた。また「熊本全体では人口は減っていないが、熊本市を中心とした都市圏に人口が流れる一極集中の傾向があり、都市圏では下支えがあるが、地方はそうはいかない」と、地方の厳しい現状を示した。
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◆価格上位5地点◆
所在地 価格 変動率
【住宅地】
(1)熊本市新屋敷1?10?12 160,000 ▼1.2
(2)熊本市水前寺2?325 121,000 ▼1.6
(3)熊本市京町2?210?1 120,000 ▼0.8
(4)熊本
市内坪井町49?1 113,000 ▼1.7
(5)熊本市大江6?13?7 104,000 ▼1.9
【商業地】
(1)熊本市下通1?3?3 1,580,000 ▼12.2
(2)熊本市上通町1?16 990,000 ▼5.7
(3)熊本市下通1?12?23 985,000 ▼5.3
(4)熊本市花畑町12?6 464,000 ▼6.3
(5)熊本市中央街4?30 414,000 ▼3.5
※単位は価格が円、変動率が%。▼は前年比マイナス。
3月19日朝刊
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引用元:SALE-RMT ゲーム通貨とWebMoney販売 買取 SALE-RMTは安心をあなたに
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11 年前
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