和歌山県田辺市の第三セクターまちづくり会社「南紀みらい」は、同市上屋敷で「空き家調査」と「田辺新地のまちづくり調査」をしている。空き家調査は、中心市街地への住み替え支援に生かす目的で、2010年度には上屋敷以外の地域でも順次行う。
近年、市の中心市街地は少子高齢化が進み、人口減少が著しくなっている。このため、中心市街地のにぎわ rmt 大航海
いを取り戻そうと、市は昨年8月、子育て世帯の住み替えに家賃補助をする制度を始めた。
アンケートは、住み替えを促すための空き家情報の資料を作るため。市から調査事業を委託され、本年度は、上屋敷の全戸(661世帯)に対してアンケートをする。
質問内容は、現住所に住み続けたいと思うか▽田辺の中心市街地への愛着や誇りを感じるか▽まちで rmt
自慢できるところは何か―など。今後の中心市街地についての質問では、どのようなまちになっていけばよいと思うか▽空き家に新しい居住者が入ってくることについてどう感じるか―など。空き家の質問では、借り手を探しているか▽貸す意思があるか―を聞く。今後、上屋敷以外の中心市街地内でも同様のアンケートをする。
市の子育て世帯の住み替え事業には
、これまで21世帯の家賃補助申請を認め、このうち住み替えた5世帯に補助を出している。
補助額は初年度が月額上限3万円で、次年度以降は6分の1ずつ減少する。
市管理課によると、申請を認めた世帯のほとんどがその後、条件の合う空き家やアパートを探しているが、住み替えに至っていないという。
一方、田辺新地のまちづくり調査では、新地
の特性を生かしてまちを元気にする方法を探る基礎資料にする。
新地の約80世帯に対して、新地が今後どのようなまちになっていけばよいと思うか▽新地がどのような観光資源として期待できるか▽来訪者(外国人含む)が地区内を歩き回ったり、宿泊することをどう感じるか―などを質問する。
南紀みらいはアンケート用紙を配り終え、5日までに回答を
求めている。
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11 年前